女性活躍推進や両立支援に配慮した、企業独自の特別休暇「エフ休暇」「ライフサポート休暇」を新設
2021.10.24
女性活躍応援元々、女性が多数を占める職場の特性から、性別による差別は全くない一方で、結婚・出産・育児等さまざまなライフイベントを機に継続就業を諦める女性職員が多くいました。
(※参考データ)
また当院は、指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)および顎口腔機能診断施設となっております。これらの施設では、顔や口の先天異常にともなう歯列咬合の異常に対する矯正歯科治療や、顎変形症の外科的矯正治療を行っています。このような矯正歯科治療においては、幼児期から成人期の長期にわたる患者様との信頼関係の継続が必要であり、「小さいころから知っている」職員の存在は、患者様、医療機関の双方にとって心強いものといえます。
年々、新たな人材確保が困難になっていく中で、女性職員が継続就業すること、また休職を経ても再び職場に戻り活躍してもらえるようにすることは、本人の希望を叶えるという点でも、人材活用や採用・育成コストの点でも、非常に重要であると考えております。このような背景から、女性がリーダーを務める組織として、働く女性ならではの視点から、女性活躍推進に取り組んでおります。
令和3年10月より、女性活躍推進や両立支援に配慮した独自の特別休暇として、「エフ休暇」と「ライフサポート休暇」を設けました。
・「エフ休暇」・・・生理、PMS(月経前症候群)、更年期による体調不良の際に取得できる
・「ライフサポート休暇」・・・不妊治療に伴う通院や体調不良の際に男女問わず取得できる
これまで「生理休暇」はありましたが、利用範囲は限定的で、利用実績はほとんどありませんでした。適応範囲をPMS(月経前症候群)や更年期による体調不良にも拡大したことで、職員にとってより利用しやすいものになりました。
不妊治療については、薬の副作用や治療の影響による体調不良が男女ともにあること、夫婦での通院が必要なことをふまえて、男女関係なく休暇をとれる制度が望ましいと考え、今回新設しました。
また、これらの休暇は心理的な抵抗感を与えないよう、「エフ(Femaleの頭文字)」、「ライフサポート」と名称を工夫しました。
#女性の活躍に向けた取組み