「働き方改革」を推し進め「働きがい改革」へ
3代目社長の張田真が就任(2010年7月)して以降、働き方改革への意識が変わりました。2011年に人事部を設立し、2012年に社内で無記名のアンケート調査を実施したところ、残業が月80時間以上にも及ぶ社員がいること、有給休暇がほとんど取れていない社員がいることが分かり、人材が定着しない原因が明らかになりました。そこで、2013年から2年間で40人を採用し、採用を強化するとともに、2016年に人事考課制度を導入、人事制度の明確化にも取り組みました。
およそ10年間の働き方改革により、2024年では有給休暇の取得は118.8%、残業時間は月平均13時間、育児休暇取得率は女性が100%、男性は71.4%となっています。女性管理職は30人中4人で13.3%と製造業の全国平均2.9%を大きく上回っています。また、副業解禁、嘱託社員の年齢の上限撤廃、完全週休2日、 DX化による業務改善なども実現しました。
当社は「働き方改革」をどんどん推し進め、現在は「働きがい改革」に入っています。働くことで人生は豊かになります。10代から70代までの社員全員が働きやすい環境を整えることで、社内全体で柔軟な働き方ができています。今後は有給取得率90%以上を維持し、男性の育休は段階を踏んで80%以上の取得へ。女性技術職の採用割合を20%以上にしたいと考えています。