建設業における完全週休2日制に向けた取組み
創業時から受け継がれるチャレンジ精神で、新しい試みや最新の技術を積極的に取り入れる企業風土があります。働き方に関しても同様で、「企業は人なり」の考えを大切に、誰もが働きやすい職場環境の整備に取り組んでいます。
当社の施工現場の多くは、主に黒部の険しい奥山です。砂防堰堤の工事や発電所のメンテナンスなどを担う従業員は、原則、現場の宿舎に泊まって働いています。そのような従業員の安全安心な職場環境の整備やワーク・ライフバランスの向上だけでなく、離職の防止や人材の確保にもつなげるため、2019年から完全週休2日制に取り組んでいます。当時は、地方の中小規模の建設業ではあまり実施されておらず、取り組んだ時期は業界内では早かったと思います。導入時は、取組みを懸念する従業員の声も多く、むしろ1日の残業時間が増えてしまったこともありました。しかし、従業員による創意工夫やICT化などにより、少しずつ残業時間を減らすことができました。