●高い有給休暇取得率から男性育休の浸透
弊社は誕生日休暇などもあり、有給休暇取得率も76%と高く、休暇を取得しやすい職場環境にあります。また、時間単位の休暇制度もあり、育児短時間勤務も子供が3歳になるまでだった制度を小学校入学前までに広げました。
育児休業に関しては、制度としてあるにもかかわらず、男性も取得できるという理解が進んでいませんでした。また、男性の中にはそもそも制度を知らない人や、あえて取らない・取りにくいという風潮がありました。そんな中、2021年(令和3年)に改正育児介護休業法が成立し、社会全体として注目されてきたことから、企業側の義務として男性の取得を促進していこうと、直接面談による意向確認を始めました。社員に「出産予定届/配偶者出産予定届」を出産予定日の2ヶ月前までに申請するよう周知し、男性対象者は出産予定日の2ヶ月前、女性は産前休暇の1カ月前に、総務部の担当者と個別に面談の機会(1人あたり20分程度)を設け、育休制度のメリットやデメリット、県の補助金についての説明を行います。
社員がPC上で閲覧できるお知らせや回覧板での案内等でも社内に広く紹介することで、男性の育休は徐々に浸透していきました。