働き方改革の取組み
長時間労働の削減
H30 年度の新たな取組みは以下のとおりです。
・臨時職員の配置
・繁忙期に派遣職員を配置
・システムによる時間外の適正管理
・係長が事前申請する方式に共通事務システムを見直し
・正確な勤務時間の把握
・パソコン使用時間を記録する方法を試行
・部局長等向け働き方改革講演会
・管理職のマネジメントを強化し、トップダウンで働き方改革を推進。
労働生産性向上のための見直し
・富山県庁働き方改革推進チームの設置
県庁内の働き方改革の推進に取り組むため、
H29 年度に各部局次長を委員とするチームを
設置し、具体的な時間外縮減対策や多様な働
き方の支援策等について検証しています。
柔軟な働き方の導入
・職員のキャリアの継続や仕事と子育て・介護の両立を支援するため、在宅型テレワークの制度があります。(H27~)
◇勤務場所及び承認期間等
自宅で週4日以内、最大1 ヶ月
◇対象者
中学校就学前の子を養育、負傷、疾病又は老齢の家族の介護、けが、病気等による通勤困難、妊娠中の職員(H28 追加)、在宅勤務で生産性が向上する職員(H29 追加)
◇実施人数(H29 年度)20 名(実数、延べ82 日)
・現場でのタブレット端末等IT を活用することで、県民サービスと業務効率の向上を図っています。(H29~)
◇タブレット端末の導入 15 台
◇実施業務
食品衛生監視、農業普及指導、中山間地域振興、農業土木工事、漁業取締船業務、外国人向けセミナー等
・始業・終業時間の繰上げ、繰下げ勤務により、仕事と育児・介護の両立支援、さらには職員の健康保持と公務能率の向上を図っています。(H27~実施、H30~対象を拡大)
出産・育児・介護に関する支援
県では、男性職員の育児参画の促進に力を入れています。
・各所属への子育て支援推進員の配置
男性職員の育児参加の促進や子どもが生まれた職員の事務分担の見直しなどを行います。
・原則連続5日の休暇を含む8日以上の休暇取得
職員本人と上司が「子育てパパサポートプラン」を作成し、男性の育児参画を支援します。
【妻の出産休暇2日と合わせて10 日は全国トップ
育児参画関係休暇取得率:96.9%(H29)】
女性の活躍に向けた取組み
・女性職員の登用促進
管理職への登用をH35.4 までの10 年間で15%以上とする目標を設定しています。
【H30:13.6%、全国5 位】
・知事と職員とのランチセッション
女性管理職や若手・中堅職員と知事がランチをしながら、働き方や子育て支援について意見交換を行う機会を設けています。
イクボスの取組み
イクボス宣言
私は、県内の企業や団体等に仕事と家庭の両立を応援するイクボスを増やし、その取り組みを広げるよう努め、男女がともに輝いて働き暮らせる元気な富山県の実現に向け全力で取り組みます。
そのためにも、私は、県の職員の仕事と家庭の両立を応援しながら、職員の意欲を高め、行政組織として県民の皆様の期待に応える成果をお届けできるよう、また、自らも仕事を充実させ、家庭を大切にして楽しむ、「イクボス」となるよう、最大限努力します。
富山県
富山県知事 新田 八朗
イクボス
富山県知事
新田 八朗
イクボス宣言をした理由・背景
少子高齢化の進行に伴い、生産年齢人口が減少するなか、活力と魅力あふれる富山県を維持し、さらに発展させていくためには、県民誰もが意欲や能力に応じて健康で生きがいを持って活躍できる社会環境を整えることが重要です。
そこで、隗より始めよということで、県庁が率先して働き方改革に取り組み、仕事と家庭を両立しやすい職場環境づくりを推進する必要があると思い、平成 27年 11月に県内で初めてイクボス宣言をしました。